諏訪大社ひとつだけならどこがいい？4社の特徴とご利益を徹底解説！

諏訪大社に参拝を考えているけれど、「どこがいいの？」「ひとつだけ選ぶならどこがいい？おすすめは？」と悩んでいませんか？

諏訪大社は、長野県にある歴史ある神社で、4つのお宮がそれぞれ異なるご利益を持っています。

建御名方神（たけみなかたのかみ）をはじめとする、なんの神様が祀られているのかも気になるポイントです。

このガイドでは、諏訪大社の特徴やおすすめの参拝方法について詳しく解説していきます。

諏訪大社はどこがいい？おすすめの参拝ポイント

諏訪大社はなんの神様？ご利益は？

諏訪大社には、主に「建御名方神（たけみなかたのかみ）」という神様が祀られています。

建御名方神は、古代日本の神話に登場する神様で、特に「戦い」や「勝負」に強い力を持つとされています。

そのため、戦国武将なども崇拝していたと言われています。

また、諏訪大社ではこの建御名方神を中心に、いくつかの関連する神々が祀られているのが特徴です。

諏訪大社四社の神様とそれぞれのご利益は下記の表をご覧ください。

諏訪大社	祀られてる神様	ご利益
上社本宮	・建御名方神（タケミナカタノカミ）	・勝負運向上 ・商売繁盛 ・子孫繁栄
上社前宮	・八坂刀売神（ヤサカトメノカミ）	・子孫繁栄 ・病気平癒
下社秋宮	・建御名方神 ・八坂刀売神	・家庭円 ・満縁結び ・子授け
下社春宮	・建御名方神 ・八坂刀売神 ・八重事代主神（ヤエコトシロヌシ）	・五穀豊穣 ・福徳円満 ・厄除け

諏訪大社には、4つのお宮があり、それぞれ異なるご利益を持っています。

訪れる人は自分の願いや状況に合わせてお宮を選ぶと良いでしょう。

どのご利益が得られるかは、お宮ごとに異なります。

まず、「上社本宮」は、建御名方神を祀っており、主に「勝負運」や「商売繁盛」のご利益が期待できます。特に何か重要な勝負に挑む際やビジネスの成功を願う人におすすめです。

次に、「上社前宮」では、建御名方神の妻神である八坂刀売神が祀られています。この神様は「家庭円満」や「子孫繁栄」「病気平癒」のご利益があります。家族の幸せや健康を願う人にぴったりです。

「下社秋宮」と「下社春宮」では、夫婦神である建御名方神と八坂刀売神の他、八重事代主神も祀られています。このため、「家庭の調和」や「縁結び」「子宝」などのご利益を求める参拝者が多く訪れます。特に結婚や家庭円満を祈る人にはおすすめのお宮です。

また、下社春宮では五穀豊穣や福徳円満のご利益もあり、農業関係者や豊かな生活を願う人にも向いています。どのお宮もそれぞれのご利益に特化しているため、自分の願いに合った場所を選んで参拝することが大切です。

 

上社と下社の違いを解説

諏訪大社は、長野県の諏訪湖を挟んで「上社」と「下社」に分かれており、それぞれに異なる特徴があります。

まず、上社には「上社本宮」と「上社前宮」の2つの宮があり、下社には「下社秋宮」と「下社春宮」の2つの宮があります。

上社は、諏訪湖の南側に位置していて、山の近くにあります。そのため、自然崇拝の色合いが強く、神様のご神体として山や木が重要な意味を持っています。

建御名方神（たけみなかたのかみ）が祀られており、特に「勝負運」や「商売繁盛」など、力強いご利益があるとされています。

また、上社本宮は諏訪大社の総本社として格式が高く、広大な敷地が特徴です。一方、上社前宮は歴史的に最も古い宮で、上社の中ではより静かな雰囲気が漂っています。

一方、下社は諏訪湖の北側に位置し、より開けた明るい雰囲気があります。

下社秋宮と下社春宮では、建御名方神のほかに妻神である八坂刀売神（やさかとめのかみ）も祀られており、家庭円満や縁結びなどのご利益があります。また、秋宮と春宮は季節ごとに神様の滞在場所が変わることでも特徴的です。

このように、上社は自然崇拝や勝負事に強く、下社は家庭や縁結びに関連するご利益が強いという違いがあるため、自分の願いに合ったお宮を選ぶことが重要です。

 

ひとつだけ行くならどこがいい？

このような悩みがあり、ひとつだけ行くならどこがおすすめか知りたい方もいると思いますので、おすすめを紹介します。

まず諏訪大社を訪れる際に、ひとつだけ選んで参拝するなら「上社本宮」が最もおすすめです。

理由としては、上社本宮が諏訪大社の総本社であり、格式が高く、歴史的にも非常に重要な場所だからです。

上社本宮は広大な敷地を持ち、自然崇拝の色が濃い場所で、諏訪大社全体の中心的存在です。神聖な雰囲気が漂い、参拝することでより大きなご利益を得ることが期待できます。また、交通の便も比較的良く、観光としても楽しめる施設が充実しているため、初めて諏訪大社を訪れる方には特におすすめです。

ただし、自分が求めるご利益に合わせて選ぶことも大切です。例えば、縁結びや家庭円満を願う場合は、下社秋宮や下社春宮を選ぶと良いでしょう。

個人的には、上社前宮が好きなのですが、やはり上社本宮に行かずに「諏訪大社に行った」とは言えないのでひとつだけなら、上社本宮を行くことをおすすめします。

 

神様がいる時期について

神様がいる時期が宮ごとに異なります。特に、下社では建御名方神と八坂刀売神が季節ごとに異なる場所に移動します。

具体的には、下社秋宮には8月から1月まで神様が滞在し、2月から7月までは下社春宮に移動されます。このように、冬至から夏至にかけては春宮、夏至から冬至にかけては秋宮に神様がいらっしゃるのです。

一方、上社本宮と上社前宮では、神様は年間を通じて鎮座しているため、いつ訪れても問題ありません。ただし、特定の季節に行われる祭りや神事もあるため、神様が特に力を発揮するとされる時期に合わせて参拝するのも良いでしょう。

このように、下社では神様の滞在場所が季節によって変わるため、参拝する際にはどちらの宮に神様がいるかを確認して訪れると、よりご利益を得やすくなります。

 

パワースポットの見どころ

諏訪大社には、いくつかの有名なパワースポットが存在し、訪れる人々に特別なエネルギーを感じさせてくれます。

まず、上社本宮では、境内の奥にある「御柱（おんばしら）」が注目されます。

この御柱は、7年に一度行われる「御柱祭」で選ばれた巨木を立てたもので、古代から神聖な力を宿していると信じられています。特に、御柱に触れることで、強力なパワーを授かるとされています。

また、下社秋宮と下社春宮の「神楽殿（かぐらでん）」も見逃せない場所です。

神楽殿の大きな注連縄（しめなわ）は圧巻で、参拝者に神聖な空気を感じさせると同時に、厄除けや願望成就のエネルギーが強いとされています。

さらに、秋宮の境内には「御神湯」と呼ばれる温泉の手水があり、この温泉水に触れると浄化の効果があるとも言われています。

このように、諏訪大社には自然と一体となった神聖な場所が多く、パワースポットとして知られています。参拝の際には、これらの場所を訪れ、特別なエネルギーを体感してみてはいかがでしょうか。

 

諏訪大社はどこがいい？効率的な巡り方ガイド

諏訪大社の4社巡りの順番

諏訪大社の4社を巡る場合、特に決まった順番はありませんが、効率よく回るためには、エリアごとにまとめるのがおすすめです。

まず、上社と下社は諏訪湖を挟んで南北に分かれていますので、地理的な位置を考慮するとスムーズに参拝できます。

一般的な巡り方としては、南側の「上社前宮」からスタートし、そこからすぐ近くの「上社本宮」へ移動するのが便利です。

上社の2社を終えたら、北側に移動し、「下社春宮」と「下社秋宮」を訪れるのがよいでしょう。

このルートは、効率的に移動できるうえに、観光スポットや周辺の食事処も楽しめるため、充実した参拝が期待できます。

反対に、下社からスタートする巡り方もあり、その場合は「下社秋宮」「下社春宮」を先に参拝し、その後「上社前宮」「上社本宮」へと進む形です。

どちらの順番でも、4社を巡ることで特別な記念品をもらえる場合もあるので、ぜひ計画的に巡ってみてください。

 

全部回るのにどれくらい時間がかかる？

4社をすべて回るのにかかる時間は、移動手段や参拝の時間によって異なりますが、平均的には3～4時間ほどと考えられます。

車を利用する場合、上社から下社までの移動時間は約30分ほどですので、1社あたり30～40分ほど参拝時間を確保すれば、半日程度で4社を巡ることが可能です。

一方、公共交通機関を利用する場合や、徒歩で移動する場合は、移動時間が長くなるため、5時間以上を見込んでおいたほうが安心です。

特に、下社の「春宮」と「秋宮」は徒歩で20分ほどの距離にありますが、上社と下社は10キロメートルほど離れているため、タクシーやバスの利用を考慮すると良いでしょう。

さらに、参拝後の食事やお土産を楽しむ場合は、もう少し時間を余裕を持ってスケジュールを組むことをおすすめします。

 

食べ歩きスポットも楽しむ

諏訪大社の参拝だけでなく、周辺での食べ歩きも楽しむことができます。

特に「下社秋宮」や「上社本宮」の近くには、地元ならではのグルメを味わえるお店が点在しています。参道沿いには、信州そばを中心に、軽食やお土産が揃った店が多くあり、参拝後の一休みにぴったりです。

人気の一つに「参拝団子」があり、モチモチとした食感と甘辛のたれが絶品です。また、手作りの「そばちょこ」や「焼き団子」も参道で手軽に食べられ、観光客に好評です。

他にも、地元の味を生かした「信州りんごジュース」や「そばソフトクリーム」なども人気メニューとなっており、観光とグルメを一度に楽しめる点が魅力です。

地元の食文化を堪能しながら、諏訪大社の歴史ある空気感を味わうのは、旅の楽しみを倍増させてくれます。

 

車以外のアクセスと最寄り駅情報

諏訪大社へ公共交通機関でアクセスする場合、最寄り駅やバスの利用が便利です。

上社本宮や上社前宮へは、JR中央本線の「茅野駅」が最寄り駅となります。茅野駅からは、タクシーで約10分、またはバスでアクセスが可能です。バスの場合は「本宮前」バス停で下車すると、すぐに上社本宮に到着します。

一方、下社秋宮と下社春宮へは、JR中央本線の「下諏訪駅」が最寄り駅です。下諏訪駅からは、徒歩約10分で下社秋宮に到着でき、春宮へも徒歩で20分ほどの距離です。また、下諏訪駅からは循環バスも運行しており、移動がスムーズです。

車でのアクセスも非常に便利ですが、電車を利用する場合も最寄り駅からのアクセスが良好なので、観光客や参拝者にとっても交通手段に困ることはありません。

 

車でのアクセスと駐車場の情報

諏訪大社を車で訪れる場合、駐車場の情報を事前に知っておくとスムーズに参拝ができます。諏訪大社の各社には、参拝者用の駐車場が用意されており、比較的便利に利用することが可能です。

 

上社本宮：長野県諏訪市中洲宮⼭1

上社本宮の駐車場は、境内の近くにあり約530台分のスペースがあります。参拝シーズンや特定のイベント時期には混雑することもあるので、早めに到着するか、混雑を避けるため平日の利用がおすすめです。

 

上社前宮：長野県茅野市宮川2030

上社前宮は少し規模が小さく、約50台分の駐車場があります。上社本宮と比較するとスペースが少ないため、時間帯によっては満車になることもあります。周囲には有料駐車場が少ないため、訪れる時間に余裕を持つと安心です。

 

下社秋宮：長野県諏訪郡下諏訪町5828

下社秋宮には約100台分の駐車場があり、秋宮の参道近くに駐車できます。お土産屋や食事処も多いエリアなので、観光や食事と併せて駐車場を活用することができます。

 

下社春宮：長野県諏訪郡下諏訪町193

下社春宮には約50台分の駐車スペースがあり、こちらも参道から徒歩ですぐにアクセスできる位置にあります。

 

駐車場の利用は基本的に無料ですが、初詣や御柱祭などの大規模な祭りの際には有料となることもあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

また、車で各社を巡る際は、各社間の移動に時間を考慮し、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

 

諏訪大社はどこがいい？まとめ

今回の記事の内容を簡潔にまとめていきます。

• 諏訪大社には4つのお宮がある
• 上社本宮は諏訪大社の総本社で格式が高い
• 上社本宮は勝負運や商売繁盛のご利益がある
• 上社前宮は子孫繁栄や病気平癒のご利益がある
• 下社秋宮と下社春宮は縁結びや家庭円満のご利益がある
• 下社春宮は五穀豊穣や福徳円満のご利益がある
• 下社では季節ごとに神様の滞在場所が変わる
• 冬は下社秋宮、夏は下社春宮に神様が滞在する
• 時間が限られているなら上社本宮がおすすめ
• 諏訪大社のパワースポットは御柱や神楽殿が有名
• 上社本宮は御柱に触れると強いパワーを得られる
• 下社秋宮の御神湯に触れると浄化の効果がある
• 諏訪大社を4社すべて回るなら3～4時間程度かかる
• 公共交通機関を利用する場合は茅野駅や下諏訪駅が最寄り
• 各お宮には無料の駐車場があるが、祭り時には有料になる場合がある